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つけ麺マン

つけ麺大好き著者のきままなブログです。

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バイク会社の話

業績をけん引する新興国市場の見通しは。
東南アジアやインド、中国のほかロシアやブラジルも伸びており、増産、拡販投資を継続する。次の市場として期待するのはアフリカ。今は安い中国製が主流だが、船外機で確立したブランドイメージを生かし、2輪車販売を本格化する。すでにケニアではインドから部品を輸入して排気量110ccクラスの小型バイクの組み立てを始めた
今後の成長戦略を。

円高対策でのプロジェクトがスタートしました。
今年も欧米市場は昨年並みに厳しいと見ている。短期的にはコストの圧縮に専念する。中長期的には本社機能の見直しが必要。開発をはじめ、これまで日本でやっていた仕事の一部を海外で現地化していく。日本に残るのは高付加価値な技術開発と多品種少量生産。生産技術の革新を進め、2輪車の国内生産年間20万台は死守する

コスト低減にどう取り組みますか。中国やインドなど新興国向けの低価格モデルは明確なコスト目標を設け、設計見直しや部品共通化を進める。国内の協力部品メーカーは大変だが、一緒に改善活動に取り組み、海外進出も支援している

国内生産モデルの種類が多すぎるのでは。国内生産モデルは100機種以上に及び、同じシリーズでも100cc刻みの排気量設定があるなど細分化され過ぎている。モデルチェンジを機に排気量やカラーを絞り込んで開発と生産の効率化につなげる。数年内にモデル数を半減したい

昨年発売した電動2輪車は欧州市場や台湾への投入を計画している。1日付で新規事業などを検討する新組織『事業開発本部』も立ち上げた。軸足を成長に置き、攻めに転じる年にしたい

10年は希望退職の実施やライフサイエンス事業からの撤退など厳しい1年だった。しかし柳社長の泰然とした雰囲気と明確な指示が「これをやり切れば会社は良くなる」という社員の安心感を呼び、V字回復の原動力となった。今後も社員の危機意識を維持し、回復路線を完全に軌道に乗せられるか。真価が問われるのはこれからだ。
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